GDALで航空写真の投影法を変換する

ちょいと航空写真の投影法の変換をする用が出来たので手順をメモメモ
今回は、WGS84のUTM座標系(EPSG:32654)の航空写真を、JGD2000(世界測地系)の平面直角座標の12系(EPSG:2454)に変換するよ。


元の画像に座標系の情報が入っているか確認。

 gdalinfo <画像ファイル名>

表示される情報にEPSGうんちゃらとか入ってる?大丈夫?

もし投影法の情報が入ってないなら、gdal_translateコマンドで投影法の情報を付与する

 gdal_translate -a_srs "EPSG:32654" <入力ファイル名> <出力ファイル名>

後は投影法が付与された画像に対して、gdalwarpコマンドで投影法を変換する

 gdalwarp -t_srs "EPSG:2454" <入力ファイル名> <出力ファイル名>

以上

今回は元画像に投影法の情報を付与してからgdalwarpで変換したけど、元画像に投影法の情報が入って無くても

 gdalwarp -s_srs "EPSG:32654" -t_srs "EPSG:2454" <入力ファイル名> <出力ファイル名>

みたいに元画像の投影法をgdalwarpのオプションで指定して、直接変換することも可能なご様子